東京都写真美術館企画「ポストデジグラフィ」展 出展作品「Imaginary Numbers」木本圭子
"Imaginary Numbers" / Keiko Kimoto
Post Digi-Graphy / August 12 - October 15,2006 / Tokyo Metropolitan Museum of Photography
グラフィックイメージ制作:木本圭子
モデル設計、製作、撮影:小野田裕士(動画まわり)
作家:木本圭子によるコンピュータ・プログラムによってつくられたグラフィックイメージ作品の立体モデル化。この作品シリーズはプログラムによる表現のため、実体の空間を得ない。
今回立体モデル化するにあたり支持体をなるべく排除し、中空に存在するようにした。モデルは2種用意。
コンピュータからの出力可能な印刷物として、図像を最も細密に定着できる製版フィルムをそのまま使用。断面図を多層化することによって空間を表現している。なおこの断面図、上面図、共に空間をプログラムによってグラフィック化した状態のものである。
上面図の色は空間中の複数のヴォリュームの識別を容易にするために着色されたもの。
色が黒白網点の断面図に降り注ぎ、空間のヴォリューム別を表現する。
図像を定着させたフィルム以外の物質をなるべく介在させたくなかったため、上部のアクリルだけを構造体としている。
500(W)*500(D)*220(H)
フィルムのみが多層化されたモデルとは別に、アクリル塊のモデルも展示。
フィルム素材の性質のため、それのみだと湾曲してしまう。
そのためこのモデルはアクリルを介在させてソリッド感を出している。
200(W)*200(D)*90(H)
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